保存版作品集のご紹介


ご紹介の作品は「 誕生仏 」


「 誕生仏 」のおはなし

 今から約2500年前、ヒマラヤ山脈の麓、カピラヴァストゥのシャカ族の王子がルンビニー(現在のネパール)の花園の無憂樹の木の下で生まれました。王子の名はシッダールタ(後のお釈迦様)。それは美しく花咲く四月八日の事でした。

王子は生まれて間もなく自ら七歩歩んで、右手は天を、左手は地を指し「天上天下唯我独尊」(天の上にも天の下にも皆夫々お互いかけがえのない存在であり、尊い命である)と唱えました。

その王子の姿は、あたかも朝日が大地に降り注ぐかの様に輝き、周りを豊かに照らしました。

これが「無憂樹(ムユウジュ)」の木です。

 別名アショーカ樹 マメ科の植物

 

お釈迦様のインド四大聖地と三大聖樹

1.誕生の聖地=ルンビニー園

 (ネパール南部地方に咲く無憂樹)

2.悟りの聖地=仏陀伽耶

 (ビハール州に生息 天竺菩提樹)

3.初転法輪の聖地=ムリガダーヤ

 (サールナート ガンジス河中流域)

4.入滅の聖地=クシナガラ

 (ウッタル・プラデーシュ州 サラノキ)