ご紹介の作品は、「 恵比寿様 」


「 恵比寿様 」のおはなし

恵比寿様は七福神の一柱でもあり、日本では馴染みの深い 神様です。七福神の中で唯一日本古来の神様とされています。恵比寿様はイザナギとイザナミの子供の蛭子命(ひるこ)とされ、(蛭子はえびすとも読まれます)。

 商売繁盛、除厄招福、五穀豊穣、大漁守護の神として神格を持つ様になり、福神・恵比寿様として祀られるようになりました。

 恵比寿様のお姿は、ふくよかな福耳、そして恵比須顔と呼ばれる笑顔、手には釣棹、大鯛を抱かえるお姿で描かれる事が多く、『釣りをして網せず』これは網で一気に魚を捕まえて後に残らない様な事はしない事、暴利を貪って後に続かない様な事はしない清らかな心を象徴しています。そして古くから恵比寿様を信仰する人々の間では、めでたい魚という事で鯛を商売繁盛、福をもたらすものとして描かれてきました。